【カツマーとは?】
経済評論家 勝間和代の提唱する価値観、
ライフスタイルを支持する女性達のこと。
【カヤマーとは?】
精神科医 香山リカの提唱する価値観、
ライフスタイルを支持する女性達のこと。
勝間和代というアイコン
数年前、勝間和代さんに憧れ、彼女の信条やライフスタイルをリスペクトする「カツマー」という女性達が話題になりました。
勝間和代さんの経歴と特徴
2005年に米ウォールストリート・ジャーナル紙の「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれ、最年少で公認会計士の資格を取得し、金融業界で活躍。
数多くの著書を出版され、3人のお子さんを育てたワーキングマザー。
という華やかな経歴をお持ちの女性です。
【年収600万円。素敵なパートナーがいて、経済的にも精神的にも自立した人生】というライフスタイルを掲げています。
より戦略的で、経済的にも精神的にも自立した女性という人物像、ライフスタイルに憧れる女性が増えました。
勝間さんは、完璧主義で怖くて、お金の話ばかりしかしないイメージ(ご自身の著書でそうおっしゃっています)をもたれている方も多く、アンチのポジションに立つ方も少なくありません。
実際に勝間さんの著書を拝見すると、とても堅実に、努力を惜しまず、やるべきことをやる、行動されているのだな、と感じますし、誠実で飾らない人柄が垣間見えます。
報われる努力、高い目標、経済力とリスクヘッジ
勝間和代さんは、キャリア思考、自立志向、向上心というキーワードが強いことが特徴的です。
- もっと収入をあげて、自由でゆとりのある生活がしたい!
- もっと周囲に認められたい!
- もっと自分の能力を高めたい、成功者になりたい!
- 男性に収入面で依存せずに、決定権と自由意志を持ちたい!
- より都会的で、洗練された生活がしたい!
- リスクに対応できるだけの経済力をつけたい!
そんな願望を持つ女性達が勝間さんに憧れ、彼女のように成功したい・・と彼女の考え方や仕事術を一生懸命に学び、実践されているのだと思います。
実際に勝間さんは、男女参加型社会やデフレ問題など、社会活動としての目的ありき、で自己ブランディングをされているそうです。
以前も書きましたが、日本の女性の社会進出は先進国の中でも大幅に遅れています。
勝間さんや、カツマーと呼ばれていた女性達が活躍してくれれば、女性の権利や発言の影響力もつき、結果的に男性中心社会が変化し、女性が生きやすい社会が実現するのでしょう。
一方、勝間さんの向上、自立、自己実現!という上向きでアグレッシブな指向と対立するように、違う観点から見方を表明されているのが精神科医の香山リカさんです。
成果主義への警告 精神科医 香山リカの反論
よく勝間和代VS香山リカなどで例えられることがありますね。
香山リカさんは、自己実現、向上、自立・・と休みなく、走り続ける生活ではなく、自分らしく、自分のペースで、自分ありきの生き方をしよう、というベースを感じさせます。
つまり、競争社会でヘトヘトになり、自己実現を目指して周囲から認められようと頑張り続ける人生よりも、もっと大切なものがあるんじゃない?
ということなのではないでしょうか。
カツマーとカヤマーの間で彷徨う女性たち
興味深いことに、占いのご相談でも、カツマー傾向の強いご相談者と、カヤマー傾向の強いご相談者様が入れ替わるように相談に訪れます。
しかも、「最初はカツマーだった。でも走り続けて疲れてしまった。
いまはカヤマーになりたい・・」というパターンだったり、
「カヤマーのように、自分のペースで生きてきた。
でも思うように収入が得られず生活が苦しい。今は目標をもっと高くもって自立できる女性になりたい」とカツマー志向に変わる方もいらっしゃいます。
それぞれの主張
普通の幸せを選んで何がいけないの?
大成功しなくても、とびきりセレブな生活ができなくても、
無理せず、自分らしく、日々を楽しんで生きていければいいんじゃない?
というカヤマー。
対して、
精神的、経済的な自由と権利を持つには、しっかりと稼ぐ力を身に着けること。
自分を磨き高める続ける努力は必ず報われる。
目標の自分になれるために、戦略的に行動していこう!より自由で、快適で、満たされた生活をしよう。
というカツマー。
現代女性にとって、どちらの主張も共感できる部分があるのではないでしょうか。
カヤマーからすると、
「普通の幸せで満足して何がいけないの?
どうしてわざわざ高い目標を掲げ、そこを目指して走りださなければいけないの?
特別な人になるよりも、毎日を大切にして、マイペースに生きたい。
高い目標を持たない、経済的に自立しない=怠け者という押し付けはやめて欲しい!」
という気持ちが湧いてきます。
一方、カツマーからすると、
「高い目標も持たずに、だらだら過ごしているから、経済的に自立できず、リスクヘッジができない人が増える。
誰かに依存したり、そこそこで諦め、妥協する人生なんてあり得ない!」
という感覚でしょう。お二人の価値観の相性が悪いのは理解できます。
カツマー志向の女性が求めるものは、自由と力
カツマー志向の女性は、強い向上心を持つようになる明確なキッカケが必ずあったはずです。
自由を制限される感覚、権利をはく奪されるような感覚、強い不平等感・・
そのような感情がベースとなり、特別なポジションを掴む自分を目指す傾向があります。
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より高い生活レベルを目指すのは、自由と力への憧れがベースとなります。
高い生活レベルへ到達できれば、お金も沢山あるし、人に支配されることもない、選択肢の幅も広がるし、他人に尊重してもらえる・・。
そんな欲求が非常に強いのです。
過去記事でも書きましたが、そのような欲求を持つ背景には、その要求を強化させるような反対の不足が生じなければいけません。
何不自由なく育ち、すべてを与えられ、すべても持っていれば、高い目標、特別な生活、を求める欲求すら湧かないのです。
もちろん、多くの人は、すべてを持っていたわけじゃないし、むしろ、多くを持たなかった人のほうが多数派でしょう。
カツマーの場合、不足を解消し、リスクをヘッジすることで、有利な立場にいること、が精神的にも肉体的にも安心できるのです。
今まで頑張ってきたという自負もあるし、なんで私があんたらと一緒のレベルにいなきゃいけないわけ?
という特別待遇を要求する気持ちも強まりやすいでしょう。
そのような強い反対の感情を伴う欲求は、満たし、叶えることで解消するしかありません。
清貧主義は、持たざる者から発生する思想ではないのです。
ですので、カツマー志向の女性は迷わず、身体を壊さない程度に行動を継続されるといいでしょう。
価値観からイメージされる性格的な要素が嫌悪感を生む
カツマー志向の女性が嫌いな人も、カヤマー志向の女性が嫌いな人も、
原因として価値観から連想される極端に偏りすぎた性格のイメージを抱いているのではないでしょうか。
カツマー系が嫌いな人にとって彼女達は、
- 気が強くて(キツくて)
- 完璧主義で(心が狭くて)
- お金のことばかり(計算高い)というイメージ。
カヤマー系の人が嫌いな人にとって彼女達は、
- いい加減で(やる気がない)
- 非生産的で(依存的で)
- 享楽的(計画性がない)
というイメージ。
文字にしてみると、どちらもとても偏ったイメージですね。
バリキャリ志向(カツマー系)でも、思いやりがあってちょっと抜けてる人(大らか)な人もいますし、反対にカヤマー系でも、意思が強くて、芯のしっかりした女性も沢山います。
価値観から連想される、ストレオタイプのイメージに個人を強引に当てはめ、判断し、批判することは軽率でしょう。
結局、どちらのほうが幸せなの?
結論として、私が申し上げたいのは、どちらを選んでも、あなたは大丈夫です。ということです。
自分らしくマイペースに生きる!と決めても、運命に無理矢理背中をおされ、ハッパをかけられる時期はきます。
走り続けて早く成功したい!と思っていても、なかなかチャンスが巡ってこず、停滞感ばかり感じてしまう時期もあります。
個人でどのような志向を持っても、結果的に、両方の生き方を実践できるチャンスはきますし、ライフスタイルの方向性は、自分の意志以外の環境や時代から押される形で盛り上がるものです。
結局それかい!(-公-;)
という結論ですが、補足の理由を説明させて頂きますね。
強い願望を抱かせる要因 環境、時代、タイミング、家柄
誰でも自分はこれからどう生きていけばいいのか、どう生きることが幸せなのか・・思い悩む時期があるかと思います。
そのヒントはすでにあなたの今の環境、時代が提示してくれています。
その時に進む方向は、自分で決めたように思えて、実は、環境、ご縁、タイミングを通して運命の流れが導いているのです。
ですので、
自分はカツマーみたいに、自立志向でいくぞ!
いや、カヤマーのように、自分らしく、マイペースに生きたい!
どちらを選んでも、結局最終的には、すべてを経験することになっているのです。
自己実現で奔走し疲れはてても、正しく進み続ければ、いずれ必ず成果を受け取ることができるでしょう。
おのずとゆとりや自由もセットでついてきます。
そうなると、自然と今度は自分らしい生き方、マイペースな生活を送れるチャンスも増えます。
マイペースすぎて、あまり意識的な向上の行動をしなかった場合も、いずれは生活の苦しさや、願望への抑制に耐えきれなくなり、向上的な生活という高い願望を持つ方向へシフトするでしょう。
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いずれにせよ、その人が経験すべきことは、どちらも経験できるようにできているのです。
異なる価値観の著者の本を読むメリット
今回勝間和代さんと香山リカさんを勝手に例に出させて頂きましたが、価値観の大きく異なる著者の本を読む場合、片方だけを読まずに、続けてお二人の本を同時に読まれるのがいいと思います。
有名人の成功法則や発言は、価値観提供のヒントとして、バリエーション豊かに提示されているものです。
「あの人のようになりたい!」という思いから、一人の著者だけにのめり込むと、他の有益な価値観を見落とす原因になり、チャンスを逃してしまいかねません。
どちらも参考材料として受け止め、今の自分の環境、タイミング、ご縁から発生した、あなたの欲求、願望を第一優先しましょう。
お二人の本への解釈はシャルム独自の見解によるものです。詳しくは、お二人の著作を実際にご覧くださいませ。
まとめ
最後にお二人の本を読んで、私自身の感想を一言。
どちらもフリーエージェント向きの価値観だな、と思いました。
勝間さんも香山さんも、自由をベース、目標に掲げたライフスタイルという基盤が同じように感じます。
香山さんはマイペースの自由、勝間さんは意思決定力の自由、選択肢を広げる自由、という点で
どちらも、周囲につつかれて、右往左往する生き方ではなく、自分を尊重した生き方、という点に重点が置かれているように思います。




