占いの相談の中でも多いのが恋愛のお悩みです。
その中でも秘めた関係、不倫(または浮気、略奪愛)のお悩みを抱えてご相談される方は多くいらっしゃいます。
不倫の悩みは人に相談できないため、冷静な判断を下しづらい
友人にも相談できず、一人で悩みを抱えてこられた方が多く、自分の思いや、今後の状況に対する希望、不安があふれ出すように相談内容に書かれています。
そのような時、多くは数秘術でお2人の相性を見て(ソウルナンバーや家系の相性など)、そしてタロットで相手の気持や状況、そして今後の展開などを見ていきます。
居場所のない孤独、淋しさを埋めた運命の出会い
あるマッチング系のサイトを利用していた40代の女性(Aさん)から頂いた、実際にあったご相談事例です。
※ Aさんに個人が特定されない範囲でのご相談事例をブログに書くことを了承いただいております。 同じような悩みを持つ方の救いになるなら・・とおっしゃっていただきました。
旦那さんとの会話がほとんどなく、他に話し相手もいなかったAさんは、寂しさと退屈を紛らわすための話相手でもいれば・・という軽い気持ちであるマッチング系サイトを利用し始めました。
ずっと専業主婦だったAさんにとって旦那さん以外の男性とメールで会話をする、ということがとても新鮮で、気がつくと、毎日利用するようになっていたそうです。
そんな中、サイトで出会った22歳の男性に急速に惹かれていったといいます。
その男性は大学生で、Aさんの悩みを優しく聞いてくれ、顔写真もとてもハンサムだったそうです。
はじめはメールだけ・・と思っていたAさんでしたが、メールを交換するたびにどうしても会いたい!という気持が抑えきれず平日の昼下がり、自宅から離れた駅でその男性と会いました。
若く、ハンサムで、明るい彼に夢中になり、運命さえ感じたといいいます。
以来、彼のことを考えるだけで、日常のつらい出来事も忘れられたといいます。
彼のことを信じていいの?カードからの厳重な忠告
しかし前回会った際、その彼に「お金を貸して欲しい」と切り出されたといいます。
その額は3万円。
Aさんはその時、すぐにでもかしてあげたい、という気持ちになり、自宅のヘソクリ通帳を取り出したそうです。
しかし、いざ引き出す・・という段階で、「本当に、いいのだろうか?」と急に不安になったのだそうです。
彼のことを信じてはいるけれど、大丈夫なのだろうか・・?
そこで、Aさんは私に、「彼との関係を今後どうすべきか?」とご相談されてきたのです。
「塔」のカードが意味するもの
占ってみると、ある特徴的なカードがタロットの結果に出てきました。
未来を表すカードに塔が出たのです。
塔のカードは78枚もあるタロットカードの中で一番厳しいカードであり、崩壊、破滅など強いネガティブな意味が含まれます。
(逆位置だと少し意味が変わります)
破滅への危機感と強い誘惑が葛藤を起こす
何か決断する際の重要な位置にこのカードが出た場合、やめておくべし、さもなければすべてを失う可能性あり、という意味があります。
タロットとは本当に不思議なカードで、78枚ものカードの中からほんの数枚を取り出しているにも関わらず、重要な結果をあらわす位置にピタリと大アルカナの塔が出たりするのです。
78枚もあるタロットカード、しかも大アルカナはほんの22枚です。
その大アルカナの中の一枚である塔が、未来に関する重要な位置に現れる確率がどれ程低いか、ご想像できると思います。
(実際その時の他のカードは塔以外すべて小アルカナのカードでした)
ですので私はその女性に、
「お金を貸してはいけません。貸したお金は戻ってこない、そして1度貸すと次も貸すようになるでしょう。
そしてそのことが、旦那さんにも発覚し、後々Aさんの家庭を崩壊させることになるでしょう。」
とお伝えしました。
Aさんは「やはりそうですか。自分でもそんな気がしていました。」といい、納得してくださいました。
頭ではわかっていても、悪魔の誘惑に勝つことは難しい
しかし鑑定後、私はAさんの様子がどうも気にかかり、ある晩、タロットにてAさんの現在の様子を占ってみました。
すると出たカードは悪魔。
誘惑に負け、自堕落な状況に陥る、暴力的な衝動などを表します。
嫌な予感がしてAさんへその後の様子を尋ねてみると、Aさんはタロットにて、強い警告のメッセージを受け取ったにも関わらず、彼にお金を貸してしまったのだそうです。
しかし案の定、その後もすぐに次のお金の要求が始まったそうです。
その額は10万、20万と増えていき、旦那さんの貯金にも手を出すように。
いつそのことがバレてしまわないかと不安で、朝からお酒を飲みながらやりすごしているというのです。
悪魔のカードは誘惑を表し、自分の意志でハマってしまうもの、
悪魔から逃れようとする意志があれば回避することができるのに、
自ら甘い誘惑に負けてしまうことを表すカードなのです。
このままではAさんはやがて塔のカードが警告した事態に陥ってしまうのは目に見えていました。
しかし悪魔に自ら捕まってしまった彼女は、そこから抜け出す意志を持つことが難しいようです。
タロットカードは目に見える範囲を超えた次元からのアドバイス
このようにタロットというのは、不思議な魔力のようなものがあると感じます。
ですので私自身もカードに対し、畏れと尊敬の念を抱いています。
カードを扱う際は、必ず、「○○さんの○○のことについてどうかお教えください。よろしくお願い致します。」
という丁寧な挨拶と、終わった後は、「今回も本当にありがとうございました。またよろしくお願い致します。」とお祈りしてからしまうようにしています。
占い師であってもカードを手なづけることなどできない、と思う程、不思議なエネルギーを感じるのです。
ですのでタロットカードをご自身で扱う際は、決して乱暴に扱ったり、折り曲げたり、ゴミ箱にポンッと捨てたりしないようご注意ください。
1度占術で利用したカードには魔力が含まれていますので、物として扱うのはタブーです。
キチンをお礼を言って、敬意を示してから処分しましょう。
不倫の相談結果でもポジティブな展開もある
ちなみに不倫に関してすべてこのようなネガティブなカードが出るわけではなく、中にはこの相手こそ運命の相手だと示す内容の場合もあります。
実際、暴力的な旦那さんと別れて、不倫相手と純愛を貫き再婚したという方もいらっしゃいました。
タロットは俗世の常識を超えた基準で道を示す
タロットや占いは道徳心で結果を出したりしません。
その人にとって一番知りたい答えを導いてくれるのです。
それが時には残酷である場合もあり、新たな視点からの可能性を与えてくれるものであったりします。
私はご相談者だけでなく、自分自身のこともタロットで占います。
一年のはじめにその年の運勢を占ったり、重要な決断の前にタロットからのメッセージを受け取りながら、選択のヒントを頂いてきました。
タロットは術者の念がダイレクトに反映されるカードです。
カードの力を呼び覚まし、メッセージを的確に読み取り、カードの意志を伝えるのが占い師の役目だと思っています。
まとめ
不倫だからとご相談者様に対し、説教をはじめたり、占い師自身の倫理観で結果を歪めさせるケースも少なくないようですが、そのような行動は占い師としてあってはならないことだと思います。
カードはいつでも中立。
この現実世界の基準よりも、広い視点を持っています。
そしてご相談者様は、言うまでもなく、占い師に人生相談をしにいらしているのではありません。
答えが知りたいから、占いを求めているのです。

